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2007-06-06

ブラックスピッティングコブラ 三度目の訪問とまさかの決戦

3、4月にあらわれたブラックスピッティングコブラ(Black Spitting Cobra)が2ヶ月たち、忘れていたころに戻ってまいりました。

ブラックコブラ対ブラックジャック

2007年6月5日

夕方に、ジャックが裏庭でほえたてておりました。

主人が様子をみにいくと、排水溝に鼻先をつけ何かを口にふりつけていたそうです。

確認すると、黒いへび。

口の中のものをはきだすようどなりつけ、まだ蛇へ向かおうとするジャックをひっぱってきた主人。

その間、黒い蛇は「シュシュ」といいつつも退散していったようで、前回みかけたコブラのようにHood(えら)は張っていなかったとのこと。

まだまだ興奮の冷めぬジャックにチェーンをつけ(蛇の方向へ何とかもどろうとしていた為)観察。

蛇にかまれたような様子もなく、えらが張ってなければコブラでもないだろうから大丈夫だろうと、落ち着いたところでチェーンから外すと同時に蛇と戦っていた場所へ走っていきました。

しばらくすると、いつもの場所へもどってきたものの、すぐに庭へ走り出しころがったりと元気な様子。

夕食後、砂場でごろごろと両前あしで目をこすりつけているジャックを発見。

なんだか様子が変だとチェックすると

右目は真っ赤。

そして左目。

大きく腫れあがり、試合後のボクサーかお岩さん。

コブラと戦った我が家の犬

スピッティング・コブラだったんだ!

気持ちはかなりあせるものの、すでに1時間以上。

もし噛まれていたらすでにジャックはこの世にいないはず。

スピッティング・コブラだって、犬の口に入った日にゃ、そりゃ、怒りに怒って毒ぐらい吐き出すのは当たり前。

とパニック状態で動物病院に電話をするも、すでに診療時間は終了。

まさか、このイスラム教の国で、公園で犬が散歩できない国で、人間の救急病院に連れて行くこともできない。

とりあえず目を洗い流そうということになり、激しく抵抗するジャックの目を流水で洗い、

その後、インターネットで調べると、

スピッティングコブラの吐出す毒噛んでだす神経毒と違う!

これで死に至る事はないようで、まずはホッ。
  • もともと、攻撃するかと思われる正面に対峙した相手の目に
  • 毒を吐きかけることで激痛を与え
  • 相手がもんどりうっているところへ死の一噛みを
というのが スピッティング・コブラの行動のようで、

蛇から放されたきたときのジャックは、目に痛みがあるようにもみえなかったけど、
  • 興奮状態だったから見逃したのか、
  • はたまた、蛇と戦っていた場所へもどり、排水溝をくんくんとやっている際にコブラの吐き出した毒液にふれたか
  • 失明となることもあるようで、とにかく明日、動物病院にてチェック。
右目は非常に赤くただれたようになっているものの、これは、砂をこすりつけていたからのようで。

あ~~~~~。

ジャックは説明してくれない。

その後、サイトにて、庭でスピッティング・コブラに毒を吐きかけられた子犬の話をチェック。

やはり目の洗浄をくりかえすことで、その子犬は無事だったようです。

ジャックも回復にむかいますように。

今、深夜をすぎ、ジャックは外で眠っていますが、目をこすりつけるのはすでにやめているし、元気もあって食欲もあるので、きっと大丈夫。

このいた~い経験で、2度と蛇に近寄ったり、ましてや戦って噛んでみるなどといった行為はやめてくれるといいのですが。

前2回のコブラ出没の際、息子は毒蛇について、その危険性を本当に理解しているとは思えなかったのですが、さすがに、このジャックの様子をみて、これがコブラの正体なのかとちょっとは真剣に受け止めているようです。

Oh, poor Jack.
Bad Cobra!

なんていってますが、まさか仇討ちなんて考えてはいないでしょうね。

サルファ(硫黄粉)を庭のまわりに蒔きまくりました。もちろん。

1ヶ月に1度のサルファを徹底!

東南アジアで一軒家にお住まいの方!
一家にサルファ一袋!

まわりの草花は枯れてしまいますのでご注意を。

ジャックのその後

どきどきしながら眠った当日。

朝いちばんにチェックしたのは、もちろんジャック。

きのうの目の腫れは、ほぼひいており、右目の炎症はすでにきれいになっていました。

ほ~~~っ。

とりあえず、クリニック(動物病院)へ連れて行き、目につけるクリームをもらっただけ。

コブラに噛まれていたら、もちろん、血清なども使えず、そのまま見送ることとなったようです。

無事でよかった~。

今日の様子では失明に至る事もなさそうです。

コブラと犬


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