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2014-10-01

ジョホールバルとシンガポールの通行料値上げ【2014年10月】

今年8月、シンガポールの
VEP(Vehicle Entry Permit fee - 車輌入国許可料金)値上げ
  • 1日S$20(約RM50)からS$ 35(約90RM)
同日、ジョホールバル側、
Toll charge(通行料)値上げ
  • マレーシア入国時のRM2.90のみから出入国時合計16.50RM
そして、本日10月1日施行の

シンガポール、ウッドランズのToll Charges(通行料)値上げ
  • ウッドランズポイント入国時S$ 3.80、出国時S$ 2.70、合計S$ 6.50(約17RM)

シンガポールへ自家用車で行く際、1日の交通費

  • S$ 21.2 (約55RM)+2.90RM 約58RMから
  • S$ 41.5(約 110RM)+16.5RM およそ130RMへの変更
1kmもない橋やコーズウェイでつながっているにしろ、外国のシンガポール。

日本やヨーロッパでの国内、国外旅費からするとまだまだ安いのも事実。

しかし、フランス、イギリス間をフェリーやトンネル鉄道を利用して「外国旅行」としての行き来ではなく、日々の仕事や学業の為の行き来が簡単にできるのが、この二国間の良さ。

毎日往復しなければいけない家族には、ひじょうにいたい値上げです。

ジョホールバル-シンガポール間のドア to ドア片道サービス

これまでのRM160~200からRM250~300への値上げ。

また、記事下に、両国の新料金表を掲載しています。

ジョホールバルの8月1日以降の Toll - 通行料値上げについては、シンガポールがVEPをあげたから、では、JBも負けじといった感があり、先に価格をひきあげたシンガポールは不満をのべ、ジョ ホールバルは上客をのがすことになってしまうと脅しているかのような勢いでした。

値上げ率そのものよりも、マレーシアへの従来の入国費用が安かったのに、と、シンガポールのキアス*ぶりが、なんだかこんなところでもみえてしまいます。

プトラジャヤ(Putrajaya)によると、ジョホール州よりひきついだ高速道路 Eastern Dispersal Link (EDL)の通行無料を保つために、膨大な予算が必要で、他の州とのつりあいのために、コーズウェイの通行料を値上げすることにしたとのこと。

このあたりは、もともと、イスカンダー計画の莫大な予算はどこへいったのだろうとか、なんだかんだと反論ももちろんでてきているとは思いますので軽く流しましょう。

値上げによって少しコーズウェイの渋滞緩和?

8月以降、今年にはいって混雑がひどく、3~4時間かかっていたシンガポール行きは、ちょっと以前のように1~2時間ほどで行き来ができるようになっています。

しかし、8月以降のジョホール州の中小企業からの不満は、この新たな値上げを受けて雪だるま式に商売が落ち込むのではないかとの焦燥感のある記事もすでにでています。

本日の朝のコーズウェイの様子はというと(straitstimes.com)

10月1日朝7時半 - ジョホールバル市街からコーズウェイへ

ジョホールバルからコーズウェイへ シンガポール通行料値上げ
straitstimes.com

10月1日朝8時 - ジョホールバルCIQチェックポイント

シンガポール通行料値上げ ジョホールバルCIQからコーズウェイへ
straitstimes.com

すいてます。

しかし、9月のはじめにでまわった通行料値上げ説はデマであったとの情報があったものの、やはり値上げ。しかも、その間、マレーシアとシンガポール間で協議が行われています。

さて、これからの数ヶ月、1年間でまた料金の変更がでるのか。

前回の値上げのあったVEPとジョホール側での通行料、そして、本日、10月1日から施行となる新Toll Charges(通行料)をまとめます。

シンガポール側VEP、Toll新料金

VEP(Vehicle Entry Permit fee - 車輌入国許可料金)は、

シンガポールへ入国するすべての国外登録車やバイクに、1日単位で適用されます。
また、各国外登録車やバイクは、これまでと同じく、
各カレンダー年ごと、10日間の料金支払不要日が与えられます。

車輌
タイプ
VEP Fees at Tuas Checkpoint & Woodlands Checkpoint
月曜日 – 金曜日
(2am – 5pm)*
月曜日 – 金曜日
(5pm – 2am*)
土曜日、日曜日と
シンガポール祝日
車輌
S$35/1日
VEP無料
バイク
S$4/1日

* シンガポールの中間、年末スクールホリディ期間、VEP料金の適用は2am – 12pm

Toll Charges(通行料)は、
自国、国外登録車すべてに適用され、通過ごとに課金されます。

  • Tuas Checkpoint(セカンドリンク) – 入国出国時に通行料課金
  • Woodlands Checkpoint(ウッドランズ) – 2014年10月1日以降、入国時通過料が新たに加わり、出国時通行料金は変更となっています。

車輌タイプ
Tuas Checkpoint
(出国時)
Tuas Checkpoint
(
入国時)
Woodlands Checkpoint
(
出国時)
Woodlands Checkpoint
(
入国時)
Motorcycles
S$ 0.50
S$ 0.50
-
-
Cars
S$ 3.20
S$ 3.20
S$ 3.80
S$ 2.70
Vans/Light Goods Vehicles*
S$ 7.40
S$ 7.40
S$ 5.80
S$ 4.00
Heavy Goods Vehicles
S$ 14.70
S$ 14.70
S$ 7.70
S$ 5.30
Taxis
S$ 2.50
S$ 2.50
S$ 1.90
S$ 1.40
Buses
S$ 3.90
S$ 3.90
S$ 3.10
S$ 2.20
* Vans/Light Goods Vehicles are defined as those having 2 axles or 6 wheels or less.

シンガポールでの料金チェック

車輌タイプ、シンガポールへの入出国日、時間帯を入力すると

VEP Fees & tollsを計算してくれます。

ありがたいやら、わざわざ計算してまでシンガポールへ行くかどうかを考えろってことなのか、なんだか不思議です。

ジョホールバル、コーズウェイのToll Charges(通行料)

もともとToll料金の高かったTuas(セカンドリンク)は据え置きですが、

コーズウェイ側イミグレーションのToll charge(通行料)は8月1日から値上げとなっています。
  • 一般乗用車: RM 2.90 ―> RM16.50
  • タクシー:    RM 1.40 ―> RM 8.20
  • バス:       RM 2.30 ―> RM 13.30

このマレーシア側でのToll charge(通行料)の支払いには、

Touch 'n Go(タッチアンドゴー)プリペイドカードが必要です。

ジョホールバルへの車輌での入国審査の際リロードすることが可能ですが、レーンに限りがあるため、

シンガポールへ自家用車を運転して往復する際は、出発前に、マレーシアでTouch 'n Goカードの購入、リロードをおすすめします。


*キアス - KIASU(kee-ah-soo)
Hokkien adjective literally meaning, "afraid of losing". A highly pejorative description beloved of Singaporeans. Possibly our defining national characteristic. The nearest English equivalent is "dog in a manger", though even that is pretty mild.
"You went to get a handicapped sticker just to chope a parking space? How kiasu can you get?"

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