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2015-09-29

ヘイズ大気汚染指数!マレーシアとシンガポール(API、PSI)の違い!

マレーシアの学校施設に休校指示 ― ジョホールでは二日連続休校


2年前、2013年6月のヘイズ煙害は、マレーシア、シンガポールでの大気汚染指数が400から700にもなり、大変危険な状態で、両国で休校指示がだされる期間がありました。


今年は、エルニニョ現象による異常な乾季が続き、インドネシアでの野焼きに自然発火による山火事災害が例年よりも多く発生しています。

2年前と比べても大気汚染度の高い期間が長く、非常に体調をくずしやすい9月となっています。

イメージ・記事参照: nst.com.my

シンガポールでは、月曜日が学校休校日でしたが、マレーシアでは、大気汚染指数(API)が 200 を超えたことで、教育庁から各学校施設に対し休校指示が通達されました。

9月29日火曜日にはジョホールを含めた各州学校に休校が伝えられましたが、ジョホール州とメラッカでは、30日水曜日も引き続きの休校指示がでています。

マレーシアとシンガポールの大気汚染指数(API、PSI)

先週より、シンガポールの大気汚染指数(PSI)が200、300を超えている際、お隣の国というよりも橋を渡ってすぐのジョホールバルの大気汚染指数(API)が200にもみたないことに対して、公共的に問い合わせが殺到していました。

それにこたえて、マレーシアの環境局は、測定値操作への疑いを否定しています。

シンガポールでは2014年4月以降、新しい測定機器が採用されており、それまで測定されていなかった第六番目の構成要素、PM2.5物質が測定されていること

マレーシアでは、一酸化炭素、オゾン、二酸化窒素、二酸化硫黄と粒子状物質(PM10)の五つの構成要素から数値が決定されているとし、

マレーシアのAPI方法が時代遅れであることはない!

と伝えています。

シンガポールの測定方法には、新しい要素が含まれているだけであるといってますが、

この「単なる新しい要素」が、
何よりも害を与えやすいとされる
細かい粒子状物質(PM2.5)


となると、そのまんま受け止めるわけにもいかないような。

ジョホールバルのAPI、シンガポールのPSI値が大きく違う!

木曜日の夜


ジョホールバルでは、APIが139~192の不健康値であった際
シンガポールのPSIは、300以上の危険値

となっていました。

ジョホールにいる私たちは、シンガポールのPSIをチェックするほうがよいと思います。

微小粒子状物質 PM2.5 による大気汚染と健康への影響

以下は、政府広報オンラインからの転記です。

詳細はこちらから

また、在シンガポール日本大使館からのPM2.5の対策についても、サイト上で確認できます。

「PM2.5」による大気汚染

健康に及ぼす影響と日常生活における注意点

政府インターネットテレビ「PM2.5 大気汚染と健康への影響」

最近、中国におけるPM2.5などによる深刻な大気汚染の発生を受け、日本のPM2.5濃度が上昇し、健康に影響を及ぼすのではないかと心配されています。

そこで気になるのは、PM2.5が健康にどのような影響を及ぼすのか、
そして影響を防ぐための効果的な方法とは何か。

知っておきたいPM2.5の基本知識と、日常生活の中でできる対策方法をご紹介します。

微小粒子状物質「PM2.5」とは
PMの大きさ(人髪や海岸細砂)との比較(概念図)
出典:米国EPA資料

大きさ

PM2.5は直径2.5μm(1μm(マイクロメートル)=1mmの1000分の1)以下の非常に小さな粒子。
PMは「Particulate Matter(粒子状物質)」の頭文字。

成分

炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩のほか、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。

主な発生源

1)物の燃焼などによって直接発生

  • ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設
  • 鉱物の堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設
  • 自動車、船舶、航空機
  • 土壌、海洋、火山の噴煙など自然由来のもの
  • 喫煙や調理、ストーブの使用など家庭から など

2)様々な物質の大気中での化学反応によって生成

  • 火力発電所、工場や事業所、自動車、船舶、航空機などから燃料の燃焼によって排出される硫黄酸化物、窒素酸化物
  • 溶剤や塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物 など
  • ⇒これらのガス状物質が大気中で光やオゾンと反応し、PM2.5が生成

肺の奥深くに入り込むおそれ―健康への影響
人の呼吸器と粒子の沈着領域(概念図)
資料:環境省ウェブサイト

PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、
肺の奥深くにまで入り込みやすく、
ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスク を上昇させると考えられます。

特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人お年寄りや子どもなどは影響を受けやすいと考えられるので、注意が必要です。

黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象を指します。
日本では春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。


微小粒子状物質「PM2.5」の影響を最小限に
屋外にいるとき
  • PM2.5を大量に吸い込まないよう、長時間の激しい運動を減らす
  • マスクを着用する

屋内にいるとき
  • 不必要な外出はできるだけ控える
  • 換気や窓の開閉を必要最小限にする

マスクの着用について

インフルエンザや花粉症対策などで使用する一般用マスク(不織布マスクなど)には様々なものがあり、PM2.5 の吸入防止効果はその性能によって異なると考えられます。

医療用や産業用の高性能な防じんマスク(※1)は、微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、微粒子の吸入を減らす効果があります(※2)。

また、空気清浄機の使用に関してもフィルターの有無や性能など機種によっても有効性が異なるため、詳しくは製品表示や販売店・メーカーに確認してください。

※1 米国の規格に基づいて認定されたN95以上の規格のマスクや、日本の労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したDS1以上の規格のマスク
※2 マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを、空気が漏れないように着用しなければ、十分な効果が期待できません。一方、着用すると少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。
<取材協力:環境省  文責:政府広報オンライン>

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