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2014-01-29

マレーシアの花火や爆竹禁止令による刑罰はかなり重罰、だけど何故に

今にはじまったわけではないけれど。

マレーシアで、許可なく花火をあげたり爆竹をならすのは

違法行為です。
[2015年2月更新]

マレーシアでは、主要な三民族の祝日にあわせて個人で花火をあげたり、爆竹を夜中近く、または夜中過ぎにばんばんと鳴らしているのがきこえてきて、一体どこまで違法なのかなんて思ったりします。

しかし、違法だからこそ、すぐに警察やパトカーでやってくることのないであろう

夜中、真夜中過ぎに
バンバンババン

と鳴らしているのかもしれません。

新聞上では、特に旧正月近くになると、毎年のように以下のような記事をみまけます。
  • 花火 (fireworks) や爆竹 (firecrackers) の密輸業者(スマグラー-Smuggler)販売店員逮捕
  • 一般人の使用時の現行犯逮捕のみならず
  • 保持していることだけでも多額の罰金を課せられた一般人
この2月、セカンドリンクを利用してシンガポールへ向かったマレーシア男性の車のブーツ内に60個ほどの花火がイミグレ検問にて発見されました。

マレーシアとシンガポールの不法花火爆竹所持への刑罰

シンガポールでの刑罰

花火の販売のみでなく所持しているだけでも、没収のみで終わらず6ヶ月~2年間の実刑鞭打ちの刑をいいわたされる可能性をもって拘留中とのこと。

巧妙に隠す工夫がなされている麻薬等の密輸と比べ、シンガポールへ入国の際に必ずチェックされる車後部のブーツ(トランク)に、この状態でおいてあったとしたら、まさか、密輸(スマグル - smuggle)なんて意識はなかったのではないかと思うのですが。

写真(c)straitstimes.com

このような、マレーシアのみならずシンガポールでも認可されていない花火、爆竹の輸入、販売の取り締まりの記事をみることから、購入に使用が違法であることを思い起こさせられます。

そういえば、ここ数年、我が家近辺での行事花火以外に、バンバンと鳴り響く爆竹音がへっているのは(旧正月前の現時点では、1度や2度のバ~ン音のみで、ほぼ皆無)、その取り締まり強化のおかげなのでしょうか。

マレーシアでの刑罰

Explosive Act 1957, anyone found to be manufacturing, possessing or importing firecrackers and fireworks can be jailed not less than five years or fined RM10,000 or both.

爆発物法1957によって、爆竹や花火を製造、所持、もしくは輸入しようとする者は、5年未満(いえいえ、NOT less thanでした。)以上の投獄か罰金RM10,000以上、もしくはその両方を適用される。
また、マレーシアでは、花火や爆竹に関しては、1967年頃に花火爆竹法というものが設定されていおり、これは、シンガポールに先駆けての設定だったようです。

上記の車内の花火がみつかって鞭打ちに実刑判決の可能性のあるシンガポール。

マレーシアでは海上へ乗り出しての密輸業者に販売業者摘発にやっきになっています。

厳しい刑罰があるのに、どうして花火や爆竹をやめないの?

春節・旧正月を祝うチャイニーズの人達にとって、このうるさい爆竹音はひじょうに意義があるもの。

ババンバンとうるさい爆竹花火は、モンスター、邪気をおいだすために音で驚かすというもの。


考えてみると、旧正月を今の節分の日としている日本も同じですね。焼いたお豆での鬼退治とは、またちょっと違う趣ではありますが。

爆竹、花火のあとのごみにスモッグ問題、何よりも危険であることからも、ここマレーシアだけでなく、シンガポールでも許可なく保持、使用することは違法とされている爆竹花火。

マレーシアにシンガポールでは開催されるも、インドでは禁止となっているタイプサン祭典のように、そのうちなくなる慣習なのでしょうか。

(2014年1月記事にもどる)

なんてことを書きながら、ふと、今日の出来事を考えると、やはり、まずいのではないだろうか。

買ってしまった

このところ、学校で購入するランチにスナック量を減らし、姉を見習ってかマーケットで自分で選んだりんごなどを持参して、毎日せっせと1~3リンギ(30円~100円ほど)をためている息子。

姉がスマートフォンを買うためにはじめた日々貯金をみならって、ホットチョコレートをぶっかけて稼動しなくなったミニラップトップか、なんとかパッドだかをがんばって買う予定なのか。

しかし、この子のぱっぱと使い切る性格じゃ、おじじおばばからのクリスマスや誕生日のお祝い金を、また、わけのわからない玩具で使い切らなければ、なんとか1年後には~と、ひそかに微笑ましくみていたこのごろ。

どこで違法の爆竹や花火を売っているのか

本日、路上マーケット*にいくよ~の声に、バタバタと貯金箱からたくさんの1RMをだしほくそ笑んでいる。

なんだ、また、DVDを買いたかっただけか、そういえば、この間、ドラゴンボールシリーズをじっとみていたな~、とマーケットへ。

まるはだかで横たわったにわとりに鴨と、

それらの卵のあいだに花火、爆竹の束という、まか不思議な出店で立ち止まった息子。

確かにここ何度か、そこを通るたびに、まるで熱にうかれたかのような熱い眼差しで、ね~、花火買って~~~とはいわれていた。

とりあえず、1度は手に持つ花火の束を買い、他の爆竹型花火はうるさいし危険だから駄目だよ、との対応にもうあきらめていると思っていたら。。。

どうやら、自分で買うんだったらどれでも好きなものを選べるとおもったのか。

たらっ。

しかし、本人が狙っていたロケットのような花火は束でしか買えず、しかも30リンギ以上。

もちろん、息子は、危ないよといっている私の援助は期待していないようで、お店のお兄ちゃんに、これ、半分だけかえないの、などと交渉している。

そばで、また手持ち花火を買うしかないな、なんて気楽にながめながら、隣にいるお兄ちゃんと話しているなと思ったら、そのパックを買って二人でわけているではないか。

みんな気楽で親切よね~、マレーシアの人達。

陽気でオチャラケでいつも人を笑わせている息子。

娘にいわせると私の怒り方がたりないのだとか。

しかし、笑ってしまう、怒る前に。

が、このごろ、なんだか

バカボンしているような

もういいや、どうせ、夜中に爆竹騒ぎで騒がしいんだから、こっちも真夜中ごろに爆竹花火をあげてバカボン気分で楽しんじゃおう!

いや、駄目でしょう。

家に帰り、父親にあきれられたのは、また、別のおはなし。

*ペランギ路上マーケットの場所は、記事に続く「位置確認はこちら」にて地図を確認できます。

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